前回の続きのような感じになるのですが、手のツボや反射区というのはいろんな見方、解釈があるようです。

中国系の治療家の方の書物やネット上の情報では最上図のような図がよく見受けられます。

「小指」のところを見ると、第一関節のところに「腎点」、第二関節のところに「命門」、第三関節のところに「老眼点」とあります。更にその下には「生殖」と書かれています。これらはいずれも東洋医学の「腎（じん）」に関係するものです。

下段の図は「手相占術」に用いられる手の領域（丘）を示す図です。小指の下の領域は「水星丘」となっています。東洋医学の五行論では水は腎をあらわします。

つまり小指のあたりは「腎」に関係が深いということになります。

私の臨床経験でも、小指の短い患者さんは「腎」が体質的にあまり強くない方が多いように思います。

足腰が冷える、腰下肢痛、生理痛、不妊などの婦人科疾患を持っていることが多いです。

小指が短いかな？と思った方は、小指を引っ張ったり、揉んだりすると良いかもしれません。

 

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